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さいたま市中央区の内科・小児科・皮膚科・外科の三村医院

甲状腺疾患

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甲状腺について

甲状腺

甲状腺は、首の真ん中からやや下の方に、気管の前面にしがみつくように存在している内分泌臓器であり、甲状腺ホルモンを分泌します。
その大きさは、長さ4cm、幅2cm、厚み1cm程の右葉と左葉とからなり、重量は約15g~20gといわれています。
甲状腺の働きは、脳からの支配を受けており、何らかの原因で働き過ぎた状態が「甲状腺機能亢進症」であり、働きがにぶった状態が「甲状腺機能低下症」であります。
甲状腺機能亢進症の代表は「バセドウ病」であり、動悸、発汗過多、体重減少、下痢、いらいら、微熱、手のふるえ、眼球突出といった症状を誘起します。
甲状腺機能低下症の代表は「橋本病」であり、寒がり、発汗減少、肌荒れ、体重増加、顔面・手足のむくみ、動作緩慢、嗄れ声、便秘といった症状をもたらしますが、一般に甲状腺機能亢進症よりも症状が出にくい傾向があります。
また、甲状腺の病気では甲状腺腫を伴うことが多く、甲状腺全体が腫れる、写真のようなびまん性甲状腺腫と、甲状腺が部分的に腫れる結節性甲状腺腫があります。バセドウ病や橋本病も典型例では、びまん性甲状腺腫を伴います。

現在、当院で診断、治療を行っている甲状腺疾患は以下の通りです。
バセドウ病、橋本病、甲状腺機能結節、甲状腺良性腫瘍、亜急性甲状腺炎、出産後一過性甲状腺機能異常など。

甲状腺のホルモンセルフチェック

甲状腺ホルモンの分泌に異常があると全身に影響を与えます。当てはまるものがあれば甲状腺疾患の可能性があります。
特に、甲状腺疾患にかかったことのある血縁者がいる方、喉が腫れているという方はリスクが高いのでご注意ください。

甲状腺ホルモンが過剰になる   甲状腺ホルモンが不足する

高い 暑がりになる 体温 低い 寒がりになる
よく汗をかく 発汗 汗が出ない
温かい 血気盛んに見える 皮膚 冷たい 貧血気味
痩せる 体重 増える
活発になる 興奮する 精神症状 鈍くなる 気分が沈む
じっとしてられない 動作 鈍い
細かいふるえがある 指の震え みられない
脈が早くなる 動悸がする 心臓 脈が遅くなる
排便の回数が増える 胃腸症状 便秘がち
不順 量が少ない 月経 不順 量が多い


【疑われる病気】
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
 
【疑われる病気】
甲状腺機能低下症(橋本病など)

バセドウ病

バセドウ病はTRAb(抗TSHレセプター抗体)が甲状腺に作用し、甲状腺ホルモンを過剰に分泌する疾患です。「甲状腺機能亢進症(こうしんしょう)」の一種です。

甲状腺ホルモンには、全身の新陳代謝を促進したり、心身の成長や発育を促成する働きがあります。分泌が過剰になると無駄なエネルギーを使うため、動悸やめまい、不眠などのさまざまな症状が起こるのです。20~30代の女性に多いのが特徴です。

喜怒哀楽が激しく、些細なことで周囲ともめてしまうことがありますが、「そういう性格だから」と判断してバセドウ病の自覚がないことも多いようです。しかし、治療をすれば症状も改善しますので、気になることがあれば気軽に検査を受けてください。家族が受診をすすめてあげるのも良いでしょう。

橋本病

橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫の機序により甲状腺が慢性的な炎症を起こし甲状腺細胞の数が減ったり、働きが悪くなる病気である。橋本病患者の80~90%の甲状腺機能は正常であるが、10年以内に20%ほどの甲状腺機能が低下し、甲状腺機能低下症の原因として最も頻度が高い。 橋本病患者血清中にはTgAb(抗サイログロブリン抗体)およびTPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ)が認められる。

バセドウ病や橋本病といった病気は、特に女性では決して稀な病気ではありません。甲状腺機能異常の状態で妊娠した場合は流早産の確率が高くなります。当院では妊娠中の甲状腺疾患のフォローも可能です。
上記のような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

甲状腺機能結節(プランマー病)

結節とはしこりのこと。甲状腺に腫瘍、しこりができる病気のことを指します。
原因は不明ですが、腫瘍やしこりによって甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、動悸がする、汗が出る、手が震える、暑がりになるなどの症状が起こります。
しかし、バセドウ病などと比べると、甲状腺ホルモンの上がり方が少ないため、発覚しにくいことがあります。
治療としては、しこりが大きい場合は外科手術によって腫瘍を摘出、小さい場合はアイソトープ治療法を行います。

亜急性甲状腺炎

亜急性とは急性より長く続くこと。甲状腺が炎症を起こし、痛みや熱が発生する病気のことを指します。
炎症によって甲状腺の組織が壊れ、甲状腺内にたまっていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れることで、動悸がする、炎症を起こした患部が痛む、硬いしこりのように腫れる、発熱するなどの症状が起こります。
原因はウィルス感染によるものとされており、喉や鼻の炎症に引き続いて発生することがあります。
もともと自然治癒する病気であるため、治るまでの頭痛や痛み、動悸といった不快症状を取りのぞくことが治療の目的です。
ロキソニンなどの消炎鎮痛剤や副腎皮質ホルモンなどの炎症を抑える薬を内服します。治りやすく、再発しにくい病気とされます。

甲状腺良性腫瘍

甲状腺に発生する腫瘍のこと。首や喉の腫れを自覚した方はその腫れが良性か悪性かによって治療法が変わりますので検査をしましょう。
血液検査や超音波検査によって良性とわかれば、体に害がなく、治療の必要はありません。経過観察をしていきます。
ただし、審美的に問題になったり、気管を圧迫するほど大きくなったりした時は手術をするケースもあります。

出産後一過性甲状腺機能異常症

出産をきっかけに甲状腺の機能に異常が起こること。出産後の女性の約20人に1人に起こると言われています。
汗が出る、体重が減る、食欲が増す、イライラする、暑がりになるなどの症状が起こり、多くの場合は一過性ですが、稀にバセドウ病を発症する場合があります。薬物治療が必要です。
元々甲状腺に問題があっても症状が出ていないために見過ごされており、妊娠・出産を迎えて発覚するケースもありますので、「産後の肥立ちが悪い」という方は検査をおすすめします。

甲状腺疾患の治療

甲状腺を観察して腫れや硬さなどがないか調べた上で、超音波エコーや血液検査で甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの値を調べて、甲状腺疾患を診断します。甲状腺腫瘍、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など診断に応じて適した治療法を行います。
当院では薬物治療のみ行っております。

薬物治療

甲状腺ホルモンの量を薬の服用でコントロールすれば、健康な人と変わらない生活に近づくことができます。
分泌が過剰の場合は「抗甲状腺薬」、分泌が不足している場合は「甲状腺ホルモン薬」を服用します。
人によって必要量も異なり、経過で使用量が変化することもあります。
定期的に採血をしながら、その人に合う量を調整します。

アイソトープ治療法(放射線ヨード治療法)

放射性ヨードのカプセルを内服することで、甲状腺だけを破壊し、甲状腺ホルモンの過剰分泌を防ぐ治療です。
甲状腺を破壊してしまうので、反対に甲状腺ホルモンを注入する必要があります。
治療後、約半年は避妊することが好ましく、妊娠中や授乳中の方、15歳未満の方への施術はできません。

外科治療

良性腫瘍なら5cmを超えるサイズである、気管を圧迫する、悪性の可能性を残している場合のみ、手術を検討します。
悪性腫瘍なら、病状によって甲状腺の一部または全部を摘出します。
摘出する量が少ないと再発、多いと甲状腺ホルモンの低下につながる可能性があるため、患者さんそれぞれに合った方法を見極めることが大切です。

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