さいたま市中央区本町東の内科・小児科・皮膚科・外科|三村医院

皮膚科

アトピー性皮膚炎でお困りのお子さんは結構多いのではないでしょうか。
子供だけでなく、成人発症のアトピー性皮膚炎もあり、幅広い年齢層にみられる頑固な皮膚炎という印象を持ちます。*現に患者数はこの20年間で7倍にも増加しており、都市部の小児の20%、成人の5%、郡部の小児の10%、成人の2%に発症しているというデータもあります。(*海馬書房:STEP series皮膚科 瀧川 雅浩監修からの抜粋)
幼少期に発症した場合は思春期頃に落ち着くといわれていますが、そうではない症例や、いったん寛解したと思われたものが再燃するというケースもみられるようです。
一般に、血液検査でアレルギー反応のみられた食べ物さえ気をつけていれば、よくなると考えている患者さんやご家族の方がおられますが、その機序は複雑で、さまざまな因子が関与しています。
1つの因子だけ気をつけても、簡単には軽快しません。夏の発汗、冬の乾燥、精神的ストレスも悪化因子として重要です。
食生活を含めたライフスタイルと自分をとり巻く環境などを総合的に考える必要があります。
日本皮膚科学会の診断基準でもアトピー性皮膚炎の定義として、「アトピー性皮膚炎は増悪・寛解を繰り返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者さんの多くはアトピー素因を持つ」としています。
“増悪・寛解を繰り返す”経過には、このような背景があるのです。ご家族の方の正しい理解と協力が不可欠です。

当院では、前院長が漢方治療(外用・内服)に主体を置いたこともあり、その流れを継続して治療しております。(必要に応じ、ステロイドの外用を用いることがあります)難治性皮膚炎であることは否定できませんが、一緒に悩み、考えながら頑張りましょう。

当院では、アトピー性皮膚炎以外にも以下のような皮膚疾患の診療を行っております。

■急性湿疹(かぶれ、虫刺されなど)、白癬、自家感作性皮膚炎、鶏眼、とびひ、伝染性軟属腫、帯状疱疹、尋常性乾癬など。

乾燥による敏感肌とかゆみ

塗り薬

保湿薬・・・・・・乾燥を防ぐ薬

<効果的な使い方>

  • 入浴後、できれば15分以内に
  • かさかさしている範囲にすみずみまで

飲み薬

抗ヒスタミン薬・・・・・・かゆみを抑える薬

<症状>

  • つい引っ掻いてしまうほどかゆいとき
  • かゆみが体中にあるとき